九州ツーリング3日目(永尾剱神社~筑後川昇開橋)
3日目は八代近くから出発になりました。
ホテルの空きの都合とはいえ、この日は天草方面へ向かうことを考えるといささか無駄に南下しすぎたかなと。
ホテルで朝食を食べながらgoogle mapを見ていると、八代の港近くにくまモンポート八代という施設があることに気が付きました。
そこには、くまモンのオブジェというか像が沢山置かれた公園があるようでした。
これは行かねば、と思いはしたのですが、google mapでは営業時間が9時からとなっていて、かなり待ち時間が発生しそうです。
公園なら営業時間は関係ないんじゃないかと思いますが、方向的に天草と逆なので、無駄足踏む可能性を考えると踏ん切りがつかず、結局そちらは見合わせとしました。残念
後ろ髪を引かれながらも、永尾剱神社へ向かいます。
昔は八代海で不知火が見える、最近では海中鳥居と灯篭の写真なんかで紹介されることが多いようですが、今朝は干潮で潟になっています。
それにしても、9月中旬とは思えない日差しと暑さです。みちのくの果てではとても考えられない気象で、日本が南北に長いことを実感できます。
永尾剱神社で検索するとだいたい海中鳥居の映え写真が出てきますが、神社本体は小高い丘の上にあります。
それなりに年季は入っているし場所の雰囲気も良いのですが、良くも悪くも普通の神社ですね。
いつか再訪したいですが、なかなか映え写真目的だけで来るには旅費等々でハードルか高いです。
バイクツーリングにしても、写真にしても「遠くへ求めてはいけない、多くを求めてはいけない」という言葉が当てはまるなと思います。そうは行っても欲は出るのですが。
永尾剱神社を出発して、宇土半島南岸を再び西へ向かいます。
向かう先は倉岳神社で、倉岳の山頂近くにあって天空の鳥居があるところです。
結果的にたどり着くことはできなかったのですが、先のことを知らず天気もいいし、宇土から天草の海岸線はとても気分のいい道なので、この時はまだ意気揚々としていました。
宇土半島から上天草へ渡る前に三角港へ立ち寄ります。
観光地としては三角西港が順当ですが、そちらは以前行ったことがあるので今回はスキップします。
わざわざ観光地でもない港に立ち寄ったのは、三角港にある海のピラミッドを見たかったためです。
海のピラミッドは、もともとは三角港のフェリーターミナルとして作られたそうですが、現在はフェリー自体は航路が廃止されています。ただ、観光船は今も出ているので、その待合所としては引き続き利用されているようです。
ここ自体は、以前にツーリングに来た際に外観を見たことがあるので、変わった建物があるな、くらいの認識はしていました。
ただ、その時は泊まる予定をしていたキャンプ場が閉まっていて、宿探しに必死でとても中を見ている余裕はありませんでした。関係ないながら、その時に三角西港近くで泊まった宿は、高台にあって海も見えて良い所だったのですが、今はもう廃業してしまっているようでした。残念
今回、改めて立ち寄ったのはgoogle mapに上がっていた内部の写真を見て、ここはちょっと面白いなと思ったためです。
外側にもらせん状のスロープがありましたが、内部にも同じようにらせん状のスロープがあって、屋上の展望台まで続いています。待合のために設けられた中央胸壁周りの椅子と思しき意匠もなかなか凝っています。
さらにロビー中央で天井を見上げると、らせん状のスロープがオウム貝の断面のような意匠になっています。
ここの絵を撮るために15mm相当のレンズを持って行きましたが、それでも写る範囲が狭いので、ロビー中央に寝っ転がって出来るだけ広く撮ってみました。
誰もいないからいいやと思っていましたが、入り口から女性が入って来て、こちらをちらっと見てから歩いて行ってしまいました。
きっと変な奴がいると思ったことでしょうが、客観的に見ればあからさまに不審者なので警察を呼ばれなかっただけマシでしょう。12mm相当のレンズくらい持ってくれば良かった。
建物内のスロープを上がって行きますが、やはり造形がいいなと思います。
屋上からの景色は、なかなか良いです。
水平線の見える大海原もいいですが、多島海はやはり造形的に面白いなと思います。
三角港を出て再び西へ、天草五橋を渡って天草上島へ上陸します。
上島へ渡る橋を通る時に、以前通った時と何やら風景が少し違うような違和感を覚えます。
何だろうかと思いながら、高舞登山展望台へ向かいます。
以前ツーリングに来た際は、別の展望台に上がったのですが、そちらはあまり展望が開けず今一の感がありましたが、こちらはなかなかに良い感じです。天気が良いから、ということもあると思いますが。
展望台から渡ってきた橋の方を眺めると、橋を渡っている時に感じた違和感は、前回来た時は満潮のタイミングでしたが、今回は干潮のタイミングだったので、見えている島の雰囲気が少し違ったんだなと思いました。
高舞登山を降りて本命の倉岳神社へ向かいます。
山間部を通ればショートカットになるのですが、あえて海沿いの道で走ります。
以前に来た時も思いましたが、好天であれば天草の海岸線の道を走っていると本当に気分がいいです。
写真に撮ると、ああ青い海だね、くらいのものにしかならないのが残念ですが、穏やかな海の向こうに対岸の山並みが見えて、道も走りやすいしツーリングハイになります。
いつかGoPro MAXあたりでツーリング動画のアーカイブを作りたい、そう思わせる道の一つです。
海沿いの道をひた走り、いよいよ倉岳のふもとまで来ましたが、道路わきの電柱に大雨災害による通行止めの字が見えました。ただ、ここでは道は閉鎖されておらず登れるようにも見えます。
いやいや、ここまで来て通行止めかよ、引き返すしかないか、と思う常識的な自分と、もしかしたら登って行けば通行止め解除になってるかもしれないし、迂回路があるかもと思う愚かな自分が葛藤します。
結局、愚かな自分が勝って細かい舗装林道を登って行きますが、神社まであと数キロのところにバリケードが置かれていて、あえなく引き返すことになりました。
時間を無駄にしたし残念ではありますが、ともかくもチャレンジした結果なので納得するしかありません。
山を下りて暫しどうするか考え、フェリーで島原へ渡ろうと鬼池港へ向かいます。しかし、今度は前方に真っ黒な雨雲が見えてきました。雨柱も見えるし、ゲリラ豪雨のようです。
これまずくないか、と思っているうちに大粒の雨が降り出し、手持ちのレインウェアも機能不全なので慌ててUターンします。やれやれ。
雨雲レーダーではゲリラ豪雨は暫く待てば大丈夫に見えますが、次の雨雲も写っているし、島原の方もちょっと怪しい感じです。
無理しても仕方ないかと思って、熊本の方へ戻ることにしました。
雨雲を避けるとこんなに天気がいいのに・・・
熊本方面に戻りながら、さてどうしたものかと考えます。
そういえば、熊本城本丸の修復が完了したというニュースを以前に見たので、一回見てみようかと思います。時間をかなり空費したので閉館時間まであまりありませんが。
どうにか閉館前に熊本城までたどり着き城内を見学します。
本丸の修復は完了したとはいえ、全体としてはまだまだ修復が進んでおらず、震災の爪痕があちらこちらに見えます。
熊本城の本丸が見えてきました。
石垣はかなりの高さです。
手前右側の石垣が二重になっている部分は、二様の石垣と言われていて、手前の石垣は加藤清正による創建時の石垣で、奥側は後に城を拡張する際に作られたと言われています。
このアングルだと分からないのですが、手前の石垣は末広がりで傾斜が緩やかになっていて、奥側は急傾斜のまま地面まで下りています。
特別見学通路は高い位置を通っているため、下の方の傾斜の違いに気付かず、後から調べて初めて知りました。
足元の登城路の通行が早く再開されるといいのですが。
こちらの建物は修復中で覆いに隠れているので屋根だけ記念に。
熊本城はコンクリートによる再建天守だったのですね。
城に詳しくない自分でもサッシ窓が付いていると、さすがに気が付きます。
それでも壮観です。
城内は、城や歴史の変遷を展示した定番の展示ですが、熊本城のミニチュアがよく出来ています。
ミニチュアですが、雰囲気ありますね。
天守の窓から見える熊本市内
熊本と言えばやはりくまモン。いろんなところで目に着きます。
時間的には頑張れば筑後川昇開橋まで日暮れ前に着けそうな気がします。日が暮れてもライトアップを見ればいいかと考えて、佐賀市に向けて移動開始。セローの苦手な高速道をひた走ります。
どうにか日暮れ前に筑後川昇開橋へたどり着きました。
雨で増水があったのか、ずいぶん流木が目立ちます。
流木の散らばる堤防に降りて夕日と。
日が暮れてもしばらくは空が明るいので、暗くなるのを待ちます。
肉眼では既に真暗ですが、カメラだと西の方にまだ少し残照が残っています。
黄色のライトの部分は通常は青色らしいのですが、何かの日で黄色になっているようです。イベントがあるとレインボーカラーになったり、照明の色が変えられるそうです。
中央の2本のタワーを見ていると、エイリアン2の最後に出てきたローダーの爪を思い出します。
この日は近くに宿を取れたので、疲れた体にムチ打って移動する必要がなくて助かりました。
天気予報は翌日からさらに下り坂を示しているので、翌日に備えてさっさと休息をとります。
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