九州ツーリング2日目(霊台橋~長部田海床路)
通潤橋のある山都町から八角トンネルへ向かう途上に霊台橋があります。
こちらも通潤橋と同じ頃に建設された橋ということで、雰囲気が似ています。通潤橋が農業用の水路橋だったのに対して、霊台橋は街道の通行の利便性を上げるために建設されたそうで、通潤橋のような放水などはありません。
橋の下を流れる川は、今はダムがあるせいかそこまで急流という感じはしませんが、建設当時は深い渓谷に急流で、川下で舟渡をしていたそうです。
昭和の中頃までは補強して車も通っていたようですが、隣に鉄橋がかけられたことで霊台橋は観光用?の人道橋になっています。
単品で見るとすごいなと思うのですが、通潤橋を見た後なので若干地味に感じてしまいます。
曇天のせいでメリハリがないので、余計にそう感じるのかもしれないですが。
霊台橋の近くに肉伏の切り通しというマニアックスポットがあります。
わざわざ九州まで来て行くようなところではないのですが、すぐ近くなので、せっかくだからと立ち寄ってみました。
肉伏の切り通しは集落から畑へ向かうために崖に通路を切通したもので、観光するような場所ではありません。なのですが、googlemapにも写真が上げられていたり、酔狂な人が結構いるんだなと思います。
道幅的には軽トラは走れますが、そもそもここへ車では来たくないなと思います。バイクなら普通に通れはしますが、ガードレール無しですぐに切り立った崖なので、大丈夫と思っても緊張はします。
写真の場所は崖を奥まで掘り込んでいるので広く見えますが、余裕があるのはここくらいです。道はさほど長くないので、奥の畑のところへ出たらUターンして戻ることになります。
肉伏の名前は、身を伏せないと通れないほど狭いという辺りが由来のような気がします。
昔はもっと狭くて頭上方向も余裕がなかったんだろうなと。
肉伏の切り通しを出て八角トンネルまでやってきました。
駐車場にバイクを停めて、少し歩きになります。
八角トンネルは見たままというか、いささか出オチの感があります。このトンネルは熊本市から下益城郡砥用町を結んでいた熊延鉄道のトンネル跡で、八角形の独特の形といくつかのブロックで形成されたような形式が珍しくて映えスポットとして有名になったようです。
この日は、言うほどの人出はなかったですが、それでもチラホラと人が来てはスマホで写真を撮って帰ります。
スマホで気楽に撮れてもfoveonではシャッタースピードが厳しく、手持ちで気軽にとは行きません。いや、ほんと面倒くさい。
面倒くさいからこそ、写真を撮っているような気分にだけはなれるのですが・・・
トンネルだけでは映えないので、何か一工夫必要だろうと思いますが、何も思いつきませんね。
八角トンネルからさらに進むと、同じ熊延鉄道の橋脚跡があります。多少歩くので、わざわざ見に行くほどかというといささか微妙で、廃線、遺構好きならどうぞ、という感じでしょうか。 
この辺りは先週頃に相当雨が降ったようで、橋脚のあたりには流木やゴミがかなり流れ着いていました。
地元の方が片付けをしてくれていましたが、そのおかげでこうした遺構が保存されていると思うとありがたいことです。
蚊に刺されながら駐車場まで戻り、時計を見てこの後どうしようか考えます。
時間的には宿に入ってもいい時間帯ですが、頑張れば長部田海床路まで日暮れ前までに行けそうな気もします。
しばし逡巡して、無駄足になったらそれはそれ、と思い立って荷物をまとめて道を急ぎます。
陽の傾き具合を見ながら急ぎますが、北海道と違って九州はそれなりに道が混むので急ぐにも限度があります。
どうにか日が沈む前にたどり着けたので、カメラをつかんでダッシュしますが、さすが映えスポット。3連休の最終日ですがそれなりに人が居ます。
潮が引いていると電柱に沿って沖合へ伸びる道が現れるのですが、この時はちょうど満潮近くで道が水没しています。
電柱だけが海上に見える姿は、今は無き江川海岸の海中電柱を思い出させます。
時期が良ければ、この道の先に太陽が沈む絶景を見ることもできるようですが、 なかなか時期を選んでくるのは難しいです。
この近くには御輿来海岸という干潟の絶景スポットもありますが、そちらもいいタイミングは年に数回しかない上に、場所取り競争も激しそうなので、いつか行きたいとおもいつつ実現していません。
島原半島の向こうに日も沈んだので、電柱に明かりが灯るのを撮っておこうと、三脚を取りにバイクのところへ戻ります。
三脚をもって再び海岸へ戻っている道すがら、阿蘇の方に大きな入道雲が出ていることに気が付きました。
あの下は今頃大雨かなと思いつつも、雲の色付きが少し面白そうな感じがしたので、海岸でしばらく雲を眺めていると、いい感じに色が仕上がってきました。
雲の上方は別の雲にさえぎられて光が当たらないようですが、上から下へ行くに従って焼け具合が違って面白いなと。
9月なのに真夏並みに暑かったのですが、そのおかげでこれだけ立派な積乱雲が出て良い雰囲気だったのは、怪我の功名といったところでしょうか。
みんな海床路の方ばかり見ていたので、反対側の空を見ている人はほとんどいませんでしたが、個人的にはこの日はこの雲の風景が一番良かったなと。
雲の照り返しだけで、こんなに海が赤く染まるものなんですね。
辺りも暗くなり始め雲からも光が消えたので、再び海床路へ目を転じます。
写真よりも実際はもっと暗いのですが、まだまだたくさん人がいます。人によっては、ここからが本番なのかもしれません。
暗くなってからも粘ってはみましたが、三脚を立ててもfoveonではこれ以上無理な暗さになったので撤収することにしました。
日が暮れて少し冷えて来た中をメッシュジャケットでホテルまで小一時間ほど走ります。
朝早くから日暮れ過ぎまでうろうろしたせいで、正直もう限界という感じです。これも愚か者の末路というやつなのでしょう。























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