九州ツーリング2日目(沈堕の滝~通潤橋)

2日目は豊後大野のホテルから出発です。

この日のメインイベントは、熊本県の山都町にある通潤橋の放水見学でした。

放水の時間はお昼過ぎなので、それまでは移動と道中寄れそうなところの見学を予定しています。

旅程の効率だけを考えると通潤橋の見学はもっと後の日が良いのですが、放水日が決められているのと、この後の天気が下り坂の方向なので早めに行くことにしました。

本当は平日に行った方が人出も少ないだろうし良いのですが、何となく通潤橋の放水は晴れた日に見た方がいい雰囲気なのかなという思いがありました。

 

ホテルを出る際に近場にある原尻の滝と沈堕の滝のどちらへ寄るか迷いましたが、昔の発電所跡が残っているというプラスアルファに惹かれて沈堕の滝へ行くことにしました。

 

沈堕の滝は室町時代の雪舟の「鎮田瀑図」にも描かれた名勝だそうで、雄滝と雌滝の2つからなる景観です。見学したのは主に正面に見える雄滝の方です。

 

夏場で水量が多いのか滝の造形は少し分かり難い感じです。朝早めの時間だったので、水煙と斜光線のおかげで、うっすらとですが虹が出ていました。


 

普通はまず滝を見に行くのかもしれませんが、廃墟が物珍しいこともあって、どうしても発電所跡の方へ足が向いてしまいます。 

 

発電所跡は屋根が抜けて壁だけの状態になっています。蔦に覆われているところとか、何となくカリオストロの城の大公様の屋敷跡を思い出します。まあ、そんな立派なもんじゃないですが。 


  


ここへ来る途中の広場に生えていた木が見えて良い感じです。午後の順光の方が具合が良さそうですが、ツーリングの途中なので贅沢は言えません。 

 

早めの時間帯の割にはパラパラと人が訪れます。マイナーな所と勝手に思っていましたが、意外に有名なのでしょうか。 

 


 

適当に写真を撮ったら、次は滝を見に行きます。 

 

滝の近くに滝見台があってよく見えますが、既に葉の落ちかけた木が視界に入って若干気にはなります。 

雨が降ったからなのか、この時期はいつもこんなものなのか水量が多く迫力があります。ただ、水量が多いせいで滝の造形が良くわからないのは良し悪しかなと思います。

 


滝の上には、発電所を建設した際に作られた堰があって、2段の滝のようになっていますが、人工物なのでやはり違和感は感じます。また、この辺りの岩盤は脆いらしく、何もしないと岩が崩れてどんどん滝が後退してしまうそうで、滝自体も補強がされているようです。

 

普段は水を見たらスローシャッターみたいに思っていますが、この滝の感じだと高速シャッターの方が面白いかなと思って試してみました。残念ながら、この距離だとあまり効果が感じられず、普通に撮っても大して変わらなかったなと。 

 

 


風がなかったおかげか、堰の向こうの水面はとても静かでした。

堰を越える水に空の色が青一線で写り込んで涼し気なのですが、風がなくて蒸し暑いせいで、朝一なのに人間の方は既に汗だくです... 

 

発電所跡と滝を絡めてと思いましたが、位置関係的にちょっと難しい感じです。


 

沈堕の滝を出発して、次は白水ダムへ向かいます。

グーグルマップにお任せすると、ルート的には大きな道を外れて農道やら舗装林道みたいな道ばかり走ります。楽しいと言えば楽しいのですが、本当にこの道で合ってるのか?と疑いたくなるような道も案内されます。

  

白水ダムは、日本で一番美しいダムというのが売り文句です。実際は、ダムというよりも堰のような感じですが、ダムを越える水が薄いベールのようになっていて、ダムの造形と合わさって美しく見えるというものです。行きたい場所の候補地に長らく入っていましたが、ようやくといったところです。

 

駐車場にセローを停めて、いざダムへ向かいましたが、観光向けの紹介写真で見た感じと違うというか、なにやらコレジャナイ感がします。


水のベールのような・・・?

ここもおそらく水量が多かったのか、ダムの表面に白波が立ち過ぎているようです。適度な水量の時は、ダムの表面が透けるくらいに静かに水が流れるイメージですが、完全に白波に覆われてホイップクリームのよう・・・


自然相手のことなので思うように行かないことはよくありますが、少し残念な気もします。

それでもダムの個々の造形に魅力を感じますし、いつか再チャレンジしたいものです。 




 

 

白水ダムを出発したら、いよいよ本日の目的の通潤橋へ向かいます。

ルートとしては、阿蘇の外輪山の南側を走ることになります。この日までは天候も安定していて、阿蘇の山々も良く見えました。

立ち止まったり阿蘇の方へ向かいたい気もしますが、時間も押しているし阿蘇自体はこれまでに何度か行っているので見送りです。

途中、左折の信号待ちをしていると20台くらいのツーリンググループが走って行きました。

左折して彼らの後ろを走ることになりましたが、安全運転は結構ながら、時間が気になって若干イライラさせられます。

なんだかな、と思いながら走っていると、殿のバイクの人がこのクソ暑いのに革ジャケットでW〇TH MEのロゴが入っていることに気が付きました。

何やら既視感があるなと思っていたら、どうもWI〇H MEの〇山会長ご本人のようでした。

九州のイベントに参加しているのか、東京のお客さんをツーリングに連れてきているのか分かりませんが、こんなこともあるのかと。

 

結局、〇山会長のグループも通潤橋の放水を見に来たようで、とりあえず時間には間に合ってほっとしました。

 

通潤橋は幕末頃に作られた石の水路橋で、橋の高さは20mほど、全長は80m弱ほどあるそうです。Wikiで見て初めて知ったのですが、国宝にも指定されているようです。 





 

 


ローマの水道橋とは比べるべくもないですが、あちらは当時の地中海世界を治めた世界帝国なのですから、それはねと。とはいえ、通潤橋も田園風景の中にある巨大な石の橋という景観はとても魅力的です。

橋は観光客向けに、農繫期以外は放水日が設けられていて、13時から15分ほど放水が行われます。

この放水は、もともとは水路に溜まった泥やごみを流すために行われていたようですが、現在は観光向けに行われています。  


 

この日は3連休の最終日で天気が良かったこともあって、かなりの人出でした。



今時はフォトショップなんかのAIで余計なものを簡単に消せるようですが、それにしてもこれだけ人がいると、人の写り込んでいないものを作るのは、なかなかに大変かなと思います。 
  



人波が写らないよう多少試行錯誤はしてみたものの、まあ、やらないよりは?といったところです。 
 
 
 

  



放水が終わると、あっという間に人波も引いていきます。


 


 

彼岸花がもっと沢山咲いていればね~。 


ちなみに、こちらの駐車場にはくまモンの像があって、バイクの人は結構この脇にバイクを置いて記念写真を撮っていました。

像は萱や木の皮なんかの自然素材で作られていますが、モチーフを変えて定期的に作り替えられているようです。 


 

しばらくここでダラダラしていましたが、まだ日暮れまでは時間があるので八角トンネル目指して出発します。 

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