仏ヶ浦

青森県の下北半島西岸にある仏ヶ浦

下北半島の山地(いわゆるまさかり形の刃の部分)が火山の噴火で形成された際に堆積した火山灰が凝縮してできた、緑色凝灰岩という岩から形成されているそうです。

緑色という名の割には、仏ヶ浦に緑色のイメージはないですが。

本州最北の下北半島で、さらに恐山山地を越えるか佐井村あるいはむつ市脇ノ沢から観光船に乗るかなので、観光地としてはなかなか(距離的に)ハードルの高い立地にあります。

仏ヶ浦の全景を見る場合は、道路沿いにある展望台から見るか、観光船で沖合から見ることになります。

山地がそのまま海に落ちるような切り立った断崖が続いており、道路が整備されるまでは地元の人が船だけでたどり着けるような秘境的な場所だったそうです。

アプローチの道路は酷道、険道とは言いませんが、一部狭くて曲がりくねった道になっています。

道路からのアプローチでは駐車場から海岸まで歩いて登り降りすることになります。

高低差は100mほどらしいのですが、それなりの坂道を下り、最後は急な階段を降る必要があります。登山しない人間には高低差100mと言われてもピンとこないのですが、運動不足のおっさんには厳しい道のりでした。(特に登りが。) 


階段を下った際の写真で、木の葉の間から船着き場がチラッと見えていますが、結構な高さが感じられます。

体力のない人は観光船でのアプローチが良いかもしれません。(滞在時間は30分になるので、来た・見た・帰った的な観光になるとは思いますが。)

 


 階段を降りた近くに船着き場があります。

この日は天気が良い割には人が少なく快適でした。(そもそも到着時間が遅かったのですが。)

 


 

時期的には6月頃でしたが、浜には黄色い花が群生していました。

花の種類はよくわからないのですが、ミヤコグサというものでしょうか。 

 ちゃんと絞って撮りましょう。



 岩にはそれぞれ名前がつけられていて、こちらの岩は岩龍岩(の一部)だったと思います。

写真ではわかりづらいのですが、岩はそれぞれかなりの高さがあります。

レンズ的にはこの日持ち出していた28mm相当くらいでは少し狭く、24mmくらいはあった方がいいかと思います。超広角でインパクトを出しても面白いかもしれません。


岩場に営巣しているのか、小さな鳥もいました。

ひな鳥っぽいのもいて、既に巣立ちしているのかどうか気にはなりましたが。

 

左側が帆掛岩という巨岩で、右側は如来の首だそうです。

首だけというのもどうかと思いますが、見る角度によって仏様の横顔に見えるのだとか。

言われると、右の尖っている部分が鼻、光の当たっているところが口元と思えば、そう見えなくもないかもしれません。

岩の間をキャプテンアメリカみたいな人が歩いていますが、比較すると岩の大きさが少しは分かるかなと思います。

潮だまりがありますが少し深い部分もあるので、全体を広く歩き回ろうと思ったら、靴の防水対策かサンダルがあった方が良いかもしれません。濡れても気にしないという手もありますが・・・。 



この岩は特に名前はついていないようですが、光の加減で恐竜が口を開けているようにも、しゃがんでお祈りする人のようにも見える気がします。

潮だまりにリフレクションが生じるので、光の加減さえ良ければもしかしたら面白い絵が撮れるかもしれません。 



こちらは天龍岩だそうです。龍が天に昇るイメージでしょうか。

私は袈裟を着たお坊さんと感じましたが、陰影の付き方なんかでいろいろ見え方も変わるのでしょう。

 海側から目立つ大きな岩なので、観光船から見るときのランドマークになる岩です。

 

 

こちらは蓬莱山だそうです。近くで見ると蓬莱山というより、指輪物語のモルドールみたいなイメージだと思いましたが。

海の向こうに見える山影は津軽半島の北東岸です。

下北半島と津軽半島は何となく同じように並んでいるように思っていましたが、実際は下北半島の方が北に張り出していて、北端の大間崎は北海道の南端と変わらない緯度にあったりします。

空の雲が爽やかな初夏の雰囲気を出しているような気がしました。 


 


 

 




漁業用の浮きが写り込みましたが、ごみはほとんどなく、全体に非常にきれいに清掃されています。

海岸線はどこも漂着物がすごいので、これだけキレイに保つのは相当な努力が必要だろうと感じさせられます。

 


蓬莱岩の足元まで歩いてきましたが、ここから先は泳ぐか岩壁を登るかしないと無理そうでした。

先に見える尖った岩は一ツ仏という名前がつけられています。

鋭利な刃物で切り落としたような感じですが、こういう割れ方をするのはこの辺りの岩の特性なんでしょうか。

 

 


こちらの岩も斜めに亀裂が走っています。



大分と日も傾いてきて、夕日に焼ける仏ヶ浦という感じに撮ってみたかったのですが、他に人もいなくなり、熊がでるかもしれない真っ暗な森の中を帰ることを想像すると腰が引けてしまい撤収することにしました。


 

 

帰りの道すがら夕日がきれいに見えて、もったいないことをしたかなとも思いましたが、腰抜けゆえ仕方がありません。

本格的に写真を撮る人たちは、熊が出るような山でも朝夕普通に入っていくように聞いたことがありますが、いくらいい写真が撮れますと言われても小心者の自分には無理だなあと思います。

 

 

少しモヤモヤしながら帰る途中、ダム湖で湖面に空が写り込んでいることに気が付きました。

少しさざ波が立っていて綺麗にとはいきませんが、それなりにいい雰囲気だなと思いました。


 

既にFOVEONには厳しい光の弱さですが、数枚は許容範囲くらいに収まりました。


人間万事塞翁が馬ということで。

コメント

このブログの人気の投稿

波崎海洋研究施設

奥入瀬渓流の紅葉(子ノ口~雲井の滝)

八甲田山ブナ二次林の紅葉