北海道ショートツーリング(函館北斗編)
↓(歌島高原編)
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前日と打って変わって朝から快晴です。
さっそく前日のリベンジできじひき高原へ行きたいところですが、午前中は函館方面が逆光になりそうなので、先にトラピスト修道院へ行ってみることにしました。
函館から海沿いに西へ向かいますが、途中で太平洋セメント上磯工場のベルトコンベアのところで寄り道しました。
この工場は港がない代わりに、沖合に向かって長いベルトコンベアが伸びています。
以前、函館江差自動車道から見えた際にすごい景色だなと(工場萌え的に)思ったので、一度近くで眺めてみたいと思っていました。
しかし、函館江差自動車道からだと俯瞰的に見えてすごいと思ったのですが、グランドレベルから見ると思っていたのとは違うというか、珍しい景色ではあるけれど、これはすごいと思うような見せ方を出来るポイントがあまりないなぁというのが正直なところです。
光の加減で色かぶりをしているせいもありますが・・・
朝焼け、夕焼けの頃に来てみるか、何かもう少し要素がないと面白くならないなと思います。
上から俯瞰的に見渡せそうな高台もないし、期待していた分ちょっと拍子抜けという感じでした。
気を取り直してトラピスト修道院へやってきました。
ここは出オチというか、ローマへの道と名付けられた杉並木からの風景がほぼ全てです。(ルルドの聖母もありますが。)
観光地的に紹介されてはいますが、現役の修道院なので中を観光できる訳もなく、外観を少し眺められるのと売店でお土産を買えるくらいのところです。
にもかかわらず、自分も含めてですが、観光客はひっきりなしにやって来ます。
さらに不思議なのは、修道院までの階段を上がるのすら面倒なのか、修道院を見もせず、ローマへの道を車で走って(景観保護のため車は迂回してくれと書かれているのも無視して)、売店で買い物だけして帰る人が大半だったことです。
Youは何しにここへ?
いかにもな感じの修道院に対して、盆栽みたいな植木が和洋折衷な雰囲気です。
修道院の門には小さな展示室があって、トラピストの一日の生活が漫画調で書かれています。昔読んだ永平寺の修行記でも似たような生活が記されていて、修行生活というのはどこの世界でも同じようもんなんだなと思います。
トラピスト修道院を出発しますが、近くに咸臨丸を再現した模型を置いた公園があったので、せっかくなので立ち寄ってみました。
結果的に、ちょっとがっかりスポットな訳ですが。
咸臨丸の模型自体よく出来ているとは思うのですが、実物大の再現ではなくカッターくらいのサイズ感なので、まあまあこんなもんだよね、と思います。
手前に花壇があって季節に合わせてチューリップだったり紫陽花だったりを植えているようです。休憩がてら立ち寄るにはいいかなといったところです。
海側には咸臨丸の錨がおいてあって、海峡の向こうに津軽半島と下北半島が遠望できます。
公園を発ち きじひき高原へと向かいますが、途中側面からの函館山を見ることができます。
函館市内から見ると山ですが、側面から見るといかにも島といった風情で、陸繋島であることがよくわかります。
きじひき高原までやってきました。
お昼近くになって光の加減でかすみがちですが、晴ていれると眺めが良いです。
稲の収穫シーズンを迎えているので平野が黄色く色づいています。
さらに、東には駒ヶ岳と大沼、小沼が見えます。
多少雲がかかっていますが、前日の悪天候がうそのようです。
展望台に観音様が祀られているのは謎ですが・・・
きじひき高原を奥へ進むと噴火湾展望台があります。あるのですが、噴火湾自体はあまり見えません。
展望台には80年代テイストなバイクが2台とまっていて、バイクをいじったり無駄に空ぶかししたりしていました。このあたりは地元の人のいわゆる俺のいつもの道ってやつなんでしょうか。
牧場に雲が影を落として良い感じだったので、手前の木立に光があたるのをちょっと待ってみましたが、待っているときのあるあるで、待ってもここだけ光が入らなかったので、あきらめて来た道を引き返します。
最初の展望台と代り映えはしませんが、途中牧場越しに函館の平野が見えます。
ここでもセロー君の記念写真を撮ってみましたが、いまいちパリッとしませんねぇ。
ちなみにこちらの牧場ではお馬さんも飼育しているようです。
遠くからで、さらに草を食んでいるところなのでぱっとしませんが、 ここへ来る途中に何頭か連れだって駈歩しているのを見た際には、馬カッコイイーと思いました。走っている馬は様になりますね。
この後あまり時間がありませんが、 大沼の方へ移動します。
5号線から大沼方面へ向かう陸橋の上から、小沼越しに駒ヶ岳がよく見えるポイントがありました。橋の上には停められないので、少し進んだ先の空き地に停めて歩いて戻ってきました。
国定公園の駐車場にセロー君を置いて遊歩道を歩いてみます。
このあたりは小島がたくさんあって独特の景観を作り出しています。ただ、遊歩道から駒ヶ岳の展望は一部橋の上から見えるくらいです。
いいなと思うところは所々あるのですが、観光船やらボートやらが沢山いて写真はあまり撮りませんでした。
こちらは湖畔に少し降りたところからですが、天気が良いおかげか、空の色が写って湖面が深い青になっています。
残念ながらここで時間切れになったので、遊歩道を慌てて戻り、函館のフェリーターミナルへ急ぎます。
大沼の辺りにはレンタルサイクルもあるようで、結構な人が自転車で走っていて、時間があればそうやってゆっくり巡ってみるのもいいかなと思いました。
一泊二日の弾丸旅行で天気にも振り回されましたが、やはり旅は良いなと思います。
来年は九州か四国あたりに行ってみたいなぁ。
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