北海道ツーリング2日目 1/3
霧多布岬です。
この日は曇っていて太陽が見えませんが、そうでなくても霧が出て朝日は見えないのがデフォルトのようです。
時期が良ければ斜面一面に咲くキスゲと青い空で絶景のようですが、季節外れでさらにあいにくの曇り空です。
北海道の岬らしい風景です。
晴れの方がいいですが、曇っていればそれはそれで最果て感がして悪くはないかなと。
以前ニュースでやっていましたが、ここにはラッコがいるらしく、行きはラッコの写真を撮った人にラッコ写真を自慢され、帰りは会う人会う人にラッコはいましたか?と聞かれます。
別にラッコ見に来たわけじゃないんだけどなぁ。
某マンガにラッコでムンムンする話がありましたが、 みんな何かそんなものでも求めているんでしょうか。
霧多布岬の近くは馬が放牧されているようでした。
この2頭はつがいでしょうか、ずっと寄り添ったままじっとしていました。
ひっつきもっつきってやつですかね。
根室に向けてしばらく走ると、浜辺を見下ろす高台に忘れ去られたような鳥居がありました。
鈍色の空に灰色の鳥居と、何かもの悲しさがします。
まあ、晴れていたらまた別の感想が出るんでしょうが。
根室へ向かう途上、寄り道になりますが落石のトーチカ跡を目指します。
googleナビだと明らかにおかしい経路が出るので、ログを探すと落石の外浜から25分ほど砂浜を歩くとありました。
さすがにそれはと思いましたが、現地に着くと砂が締っていてセローでも入っていけそうでした。
ただ、霧が深く視界は10mほどしかありませんので慎重に進みます。
視界不良以外は割と順調と思いながら走っていると、突然フロントが滑って危うく転びそうになりました。
どうも途中から路面の状態が変わっていたようです。
見ると潮が引いた直後らしく、砂が濡れて緩い状態になっていました。
さらに慎重に行けるところまでと思って走りますが、ときどきタイヤをとられてヒヤッとします。
しばらく行くと、ようやくトーチカ跡が見えてきました。
トーチカ跡と言っても、ある意味砂浜にでかいコンクリートの塊が落ちているだけではあります。
大樹町や広尾町では砂浜にトーチカ群があって、割とよく知られているようですが、こちらはいささかマイナーかなと思います。
比較するものがないので分かり難いですが、現物はかなり大きいです。
そのでかいトーチカ正面に一つだけ銃眼が開いていますが、中は自然に帰っていました。
ここの砂浜は完全にフラットなんですが、パースをつけて見ると路面に凹凸があるように見えて、自然のトリックアートのようです。
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