北海道ツーリング2日目 3/3
根室の明治公園にあるレンガ造りのサイロです。
歴史的建造物なので何ですが、なんともとぼけたようなデザインです。
晴れていれば青空に映えると思いますが、相変わらずの残念な空模様です。
レンガの色は3棟それぞれ違いがあるようで、 レンガの積み方も微妙に違っているものがあったりします。
さすがに傷んでいる部分はありますが、昔の建物はしっかり建てられているなと思います。
根室をあとに、一路標津の天空への道へ向かいます。
実は「天に続く道」と「天空への道」を混同していて、 本当は「天に続く道」を見たかったのですが、この時は気付いてもいませんでした。
どちらにしても時間的に斜里まではとても無理だったでしょうが。
標津へ向かう途中、風蓮湖脇の道の駅スワン44ねむろへ寄り道しましたが、ここには野生生物のはく製が展示されていました。
なかなかに迫力があります。
小さくて見えませんが、牛がのんびり牧草を食んでいます。
こんな景色の中を走っていると、晴れていればとてもご機嫌な風景なんだろうなと、相変わらずの曇り空を恨めしく思います。
牧場の間を走っていると、牧草地になんだか大きな鳥がいます。
長いレンズがないので、手持ちのレンズで撮って拡大して見ると、なんとタンチョウのようでした。
おやおや、なにゆえ今頃こんなところを一羽でうろうろしているのかと不思議に思いましたが、当のタンチョウはそんなこと知らぬ気に歩いて行ってしまいました。
旧標津線奥行臼駅跡です。
立ち寄るかどうか迷って通り過ぎたあげく、考え直して戻って来ました。
北海道あるあるですが、廃線になった鉄道の木造駅舎です。
このあたりはクマさんがよく出るらしく、おっかなびっくり見学します。
単線の線路と島状のホームも保存されています。
電柱や駅の標識が軒並み傾いていますが、なぜそうなのかは謎です。
紅葉時期のきれいな写真を見ていいなと思いましたが、この時期ではまだまだ先の話です。
駅員室にはノスタルジーを感じさせる展示がされていますが、そもそも黒電話を知らない世代の人たちもかなりいるよなと思います。
近くに駅逓所跡もありましたが、閉館まで時間がなく残念ながら見送りました。
再び天空への道を目指しますが、途中雲間から日が差し始めて牧草地を黄金色に染め始めます。
北海道ではよくある風景でしょうが、現地で見たときの気分としては、「最高だ、ここでずっと夕日を眺めていたい」でした。
写真では全く伝わらないのが残念ですが、やはり現地でないと味わえないものだよなと思います。
それにしても、太陽にレンズを向けると派手にゴーストが出てしまいます。
シグマの18-35mmf1.8ですが、こんなに逆光に弱いとは思ってもみませんでした。
ゴーストが出ないように調整すると、ちょっと違うかなという気がしてしまいます。
気分としてはずっと夕日を眺めていたかったのですが、日暮れ前には天空への道に着こうと再び道を急ぎます。
どうにか暗くなる前にたどり着けましたが、自分の目で見てもいまいちピンときません。
手持ちのレンズで目一杯望遠にして撮ると、何となくどこかで見たような絵が浮かび上がりました。
タンチョウも含めて、もう少し長いレンズが欲しかったなと。
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